- 大学生でも宅建挑戦はできるのかな?
- 独学って費用が安くすむって本当?
- 宅建って独学で100時間くらい勉強すれば余裕でしょ?
こんなお悩みや疑問点をお持ちの方に、リアルな不合格体験をお届けします。
結論から言うと「宅建合格に年齢は関係ないが、適した学習方法は人によって違う」です。
本記事では独学で挑戦した理系大学生の体験談をご紹介します。
自分に適した学習方法を見つける手掛かりになれば幸いです。
目次
未経験からスタート!暗記分野は苦手でした。
僕が宅建の試験を受験したのは、20歳の時でした。
受けるきっかけとなったのは、叔父から「宅建の資格を取って欲しい」と頼まれたからでした。
管理してほしい不動産でもるのでしょうか。聞いたことはないですが…
そのころの僕は理系大学生で、不動産とは全く関係のない分野を学んでいましたし、不動産に興味があった訳でもないです。
暗記も非常に苦手だったので、正直あまり気のすすまない試験でした。
ただ父からも「資格は取れる内に取っておけ」と言われていたので、少し渋々ではありますが受験することに決めました。
費用の安さにひかれて独学を選択
勉強は費用が安く済むだろうとの理由で独学を選びました。
叔父から資格をとって欲しいとは言われたものの、勉強代は出なかったため全て自費でした。
大学生の僕にとってスクール代の数十万円はもちろんのこと、通信費の数万円すら高かったのです。
近くの書店で5,000円分の参考書を買って勉強を始めました。
学習時間は100時間程度
勉強時間は大学の夏休み期間2ヶ月を使って、約100時間です。
今考えると非常に少ない勉強時間なのですが、ネットには「100時間で合格!」などと書いてあったので、その情報を鵜呑みにしていました。
もちろんこれは一部の頭の良い人や不動産の知識がある人が100時間で済むだけであって、僕には到底ムリな数字なのでした。
全くの初心者が宅建を取るとなれば、やはり400~500時間は必要だと感じます。
それなのに大学まで行ってるし…と自分を買い被り、100時間ぐらいあれば合格できると思い込んでしまっていました。
勉強法はテキストを読んだだけ
勉強法は特に工夫もなく、書店で買った参考書をパラパラと読み進めていくだけでした。ほとんど問題は解いていません。
というのも「基礎知識がないと問題は解けないから、まだ早いだろう」と先延ばしにしていたからです。
結局、ほとんど問題には手をつけずに試験当日をむかえてしまいました。
【結果は不合格】反省点を考察します
試験の結果は50点満点中「23点」という悲惨なものとなりました。
宅建は4択のマークシートですので「まぐれで合格できるかもしれない」と自分を励ましながら会場に向かいました。
しかし試験開始早々手ごたえは全くなく、試験中に「落ちた」と確信しました。
今回の経験で反省点が「3つ」あります。
- 完全にナメていた
- 独学はムリだった
- テキストを買い過ぎた
詳しく解説していきます。
1つ目:宅建試験は甘くなかった
まず1つ目ですが、僕は完全に宅建の試験をナメていました。
それは問題形式が記述式ではなく4択問題だったからです。
4分の1の確率で当たるなら、「解けなくてもまぐれで受かるかも」と甘く考えていました。
ですが実際は、”2択まで絞れていてもハズす”ような問題ばかりでした。
それにもしもまぐれで受かるような試験なら、合格率十数パーセントにはならないなと身をもって実感しました。
2つ目:独学は難易度が高かった
次に2つ目ですが、僕にとって独学はムリ過ぎました。
というのも自分だけで勉強すると「ムダが多い」からです。
一般的にスクールや通信講座では、宅建に合格させるプロが「合格するための勉強」を教えてくれます。
なので捨て問や、深入りし過ぎない方が良い分野をよく分かっておりムダがありません。
ですが自分で勉強すると「どこをどれぐらいの力具合でやれば良いのか」分からず、結果時間をかけなくて良い範囲に時間を費やしてしまうということが多々ありました。
非常にもったいないことをしたなと思います。
3つ目:テキストを買いすぎた
そして最後3つ目は、テキストを買い過ぎたことです。
最初にケチって独学にしたにも関わらず、試験直前になると解けないことから「テキストが悪いのでは?」と不安になるというのは独学あるあるです。
その不安をかき消すためにどんどん参考書を買い漁っていました。
結局は、通信講座を受講したのと変わらないぐらいの金額を使っていたと思います。
【次回受験に向けて】対策は3つ
以上の反省点をふまえて、次回の受験に向けての対策が「3つ」あります。
- プロに教えてもらう
- 1冊のテキストを信じる
- 過去問を解く
こちらも詳しく解説していきます。
その1:プロに教えてもらう
今回はケチって独学にしましたが、次回はプロに習うことにします。
具体的にはどこかの通信講座を申し込もうと思います。
なぜなら今回の件で「受かるためには相応の出費が必要だ」と感じたからです。
もしも独学で安くおさえたとしても、ものすごい労力がかかるのでコスパが悪いと感じてしまいました。
膨大な時間をかけて不合格なのでは、人生の大事な時間をムダにしてしまいます。
追記
翌年度フォーサイトの通信講座を利用して効率よく学習したところ、40点オーバーの点数で見事合格を勝ち取ったようです。
その2:1冊のテキストを信じる
テキストに関しても、「プロが選んだ1冊」を信じてしっかり使い込もうと思います。
どのテキストを使うかではなく、どうテキストを使うかが大事だと気づいたからです。
参考書について書きましたが、何も市販のテキストが悪い訳ではありません。
色々な本に手を出してしまった僕が悪いのです。
解けないことを本のせいにしていては、いつまで経っても合格できません。
テキストが増えれば増えるほど余計に混乱するだけです。
なので浮気はせず1冊を信じることにします。
その3:過去問を解く
そして最後に「過去問をしっかり解こう」と決めました。
色々な予備校が出している予想問題も良いのですが、何よりも最高の問題集は「過去問」だと気づきました。
過去問が1番リアルに近いので、しっかり繰り返し解すことで試験に慣れることができます。
正解を見つけるだけはなく、不正解の部分について解説ができるレベルまでにしようと思います。
まとめ【性格やライフスタイルによって最適な勉強法は違う】
本記事では大学生が独学で宅建に挑戦した体験談をご紹介しました。
宅建は独学でも合格可能な試験ですが、決して簡単なわけではありません。
独学で合格するにはしっかりとした計画と自制心が必要です。
この大学生の方は1度挑戦してみた結果、独学でも結構なお金を使ってしまったようです。
こんなことなら初めから通信講座やスクールにお金を使えばよかった…と後悔する方も多いのです。
「宅建なんて独学で問題なし!」「100時間の勉強で合格!」といったネットの文言を盲信するのはやめましょう。
ぜひこのブログも参考にしながら自分にあった勉強方法を見つけて行きましょう。