- 宅建の勉強時間ってどのくらい?
- 300時間勉強すれば宅建に合格できる?
- 宅建に合格できる勉強方法を時間の目安を知りたい
こんなお悩みや疑問をお持ちの方に、宅建勉強のリアルな体験談をお届けします。
結論から言うと、300時間で合格は可能。ただ勉強時間を目標にするのはオススメしません。
つらい勉強に立ち向かってコツコツ努力することが本質的に重要です。
しかし立ち向かった結果、300時間前後の勉強時間が必要だったと言う人が多いのも事実。
そこで本記事では、独学で300時間の勉強をやり遂げた方の体験記をご紹介します。
ぜひ最後まで読んで、つらい勉強に立ち向かう勇気をもらってください。
目次
宅建の勉強時間はトータル300時間
色んな意見がありますが、宅建に合格するための学習時間の平均は300時間と書いてある書籍やブログが多いのではないでしょうか。
実際、私が独学で宅建試験に合格した年の学習時間もトータル300時間でした。
私の場合は業界未経験かつ独学でしたので、合格した今になって思い返すと『このくらいの学習時間はやはり必要だった』と感じます。
4月から勉強開始すれば大丈夫と言われる根拠
300時間ということは毎日2時間の勉強で150日。約5ヶ月あれば達成できるという計算になります。
1日2時間というのは忙しい社会人にとって無理せず勉強ができる丁度いい範囲ではないでしょうか。
宅建試験は10月なので4、5月から始めれば300時間達成できますよね。
スクールでも4月から開始されるプログラムが多いのも、これが理由の1つでしょう。
300時間勉強しても合格できるかはわかりません
300時間すれば絶対合格できるかと言われたら、当然わかりません。
確かに毎日2時間しっかり勉強できていれば、合格できる確率が高いでしょう。
しかしやはり300時間というのはあくまで目安です。
例えば不動産屋に勤務している方でしたら基礎知識もあるので100時間で事足りる可能性もあります。
実際450時間かけてようやく合格にたどり着けた方もいらっしゃいます。
≫【簡単じゃない!】宅建試験に独学で450時間かけた男の記録を公開します
働きながら2時間は結構きつかった
実際私の場合、2時間勉強できる日は休日だけでした。
平日は仕事も忙しかったため、多くても1時間がやっとです。
おかげで300時間達成するのに約10ヶ月かかりました。
別に300時間を目指して勉強するわけではない
そもそもの話なのですが、300時間を目指して勉強していたわけではありません。
300時間勉強したとしても合格するとは限らないですしね。
目標に向けて勉強した結果が、たまたま私の場合は300時間だったというだけです。
勉強時間にこだわるより、テキストや過去問をどれだけこなせるかにこだわったほうが良いのは間違いないでしょう。
勉強時間よりも内容を重視しましょう。
300時間をダラダラと片手間で勉強したとしても合格はむずかしいでしょう。
それよりも内容を重視してスケジュールを組むべきです。
例えば本試験までにテキストを3回読み、10年分の過去問を5回やると決めたとします。
それを全部終えるためには、いつまでにテキストを1回は読み終えておかないといけないのか。
そんなことを考えながらスケジュールを組みましょう。
「何時間やったか」なんてことよりも知識が定着しているかの方が何十倍も重要です。
300時間に渡る勉強の内訳を公開します
私の宅建勉強に関する内訳はテキストを読むのに約180時間、過去問を解くのに約120時間です。
勉強を始めたのは1月からなので、約10ヶ月間で計300時間をこなしたことになります。
ちなみにテキストを5周読むこと、そして過去問10年分を5回解くことが目標です。
結果的にはこれで合格できたので、間違ってないスケジュールと言えるでしょう。
半年かけてテキスト5周を読破
1月から6月までの期間を使ってテキスト5周を読破しました。
初回は時間がかかる上にわからないことが多すぎるため、読むこと自体が苦痛で時間がかかります。
ただ2回目以降は徐々に知識も増えていきますので、読むスピードが自然と上がるでしょう。
平日は30分〜1時間ずつ読んでいき、土日のどちらかは2時間かけて1週間分の復習をするのが私のパターンです。
使用したテキストのご紹介
テキストは宅建ダイナマイト合格スクールの「合格しようぜ!宅建士基本テキスト」を使いました。
書店で試し読みした結果、何となく読みやすいと感じたため選択しました。
音声講義をダウンロードして聞くこともできるので、通勤時のスキマ時間などを活用して学習することが可能です。
過去問は10年分を繰り返し演習
ある程度知識が固まってきたところで、過去問を解き始めました。
7月〜10月までに過去問10年分を5周するようなスケジュールです。
平日は10問でも良いから少しずつ解いていき、間違えたところはテキストを見直すように。
休日は試験での問題を解くペースを学ぶため、1年分50問を試験時間と同じ2時間で解いていきました。
こんな感じで勉強を進めていったら、トータルで300時間だったというわけです。
これから学習を開始される方へのアドバイス
これから宅建試験に向けて学習を始める方には、自分の環境をよく考えてから勉強方法を決めることをオススメします。
なぜなら最適な勉強法は人によって変わってくるからです。
独学なのか通信講座なのか、それともスクールに通学するのか。
「お金がもったいないから」という理由だけで独学を選択してしまうと、すぐに挫折をしてしまう原因にもなってしまいます。
中には独学なのに結構な費用を投下してしまった…という人もいるのです。
≫【宅建に落ちた】理系大学生の挑戦!独学なのに費用がかかった体験談
私が独学での受験を決意した理由
私は独身で比較的自由に使える時間も多く、1月から学習を開始することができたため、独学を選択しました。
仕事柄急な予定が入る可能性も高いため、スクールには通うのはむずかしいだろうと考えたのも理由の一つです。
今になって思えばユーキャンなどの通信講座を利用しても良かったな…と感じます。
独学だとスケジュールを決めるのにも中々苦労しましたので。
独学の弱点はスケジュールを決めづらい
私が考える独学の弱点は、合格までのスケジュールが組みづらいことです。
どのくらい勉強したら大体どのくらいのレベルになっているのか。そんな感覚が独学だとわかりづらいのです。
ゴールが見えないマラソンを走っている感覚に近い気がします。
結果、私のように『テキストを5周して過去問10年分を5周する』といった量で勝負する作戦に出るしかないのです。
もし私が独身でなく、使える時間がないのであれば通学や通信講座を選んでいたことでしょう。
まとめ【勉強時間は目標ではない】
本記事ではネットなどでよく目にする『宅建に必要な勉強時間300時間』を実践した方の体験談をご紹介しました。
1日2時間の勉強を5ヶ月ほど続ければ達成ですので、新年度が始まる4月から勉強開始する方にとっては丁度いい目安になるでしょう。
しかし、勉強時間はあくまで目安。重要なのはちゃんと理解できているか、知識が定着しているかという部分です。
ダラダラと間違った勉強法で勉強し続けたとしたら、例え1,000時間の勉強をしたとしても合格は怪しいでしょう。
他の記事で間違った勉強法を実践してしまった方の体験談もご紹介しておりますので、ご興味があればぜひご覧ください。
≫【宅建の失敗談】過去問を覚えてしまう勉強法は役に立ちません【意外とやりがち】
勉強時間は気にせず、できることからコツコツ継続していくのが合格への最短ルートです。